交通事故でよくある症状

首の痛み

交通事故の後遺症で一番多いむち打ち症です。
交通事故で車が後部から追突してきた際に、首に痛みが残ることがありますが、この内の大半はむち打ち症と呼ばれている症状です。
その中でも頚椎捻挫型という首の痛みや肩の痛みなどが現れるむち打ちの症状が多くみうけられます。
首の本来の運動の範囲を超え、範囲以上に伸展、屈曲してしまうことで、首の関節や靱帯・筋肉などの軟部組織に損傷を及ぼす症状です。

手首のしびれやだるさ

交通事故による強い衝撃が原因となり、腕から手先にかけて痺れやだるさを感じることがあります。症状が悪化している場合には、吐き気やめまいを感じることもあります。歯磨きをするのにも一苦労したり、寝返りを打った際に不快感を感じたりと日常生活の中で強くストレスを感じることが多い症状の一つです。

*神経根症状型

むち打ちの症状の一つに神経根型と呼ばれる症状があります。脊椎から神経が出てくるところを神経根と言いますが、その部分が圧迫されたり、神経を引き抜くような力が働いたことが原因となり、脱力・しびれ・手足が重いなどの症状が生じます。咳やくしゃみ、首の回旋、首をそらすなどでこの症状が悪化することもあります。この症状はしっかりと検査をすることで、問題のある部位を発見することが可能です。

腰の痛み

一般的にむち打ち症は、痛みの大半が上半身に集中していると思われがちですが、むち打ち症による痛みの半分近くは実は腰痛にあると言われています。腰痛の一番の原因は、自然治癒力の低下と言われていますが、むち打ち症による腰痛については、現代医学をもってしても不明な点が多いと言われています。強い外傷によって腰痛を引き起こすことはありますが、一見それほど強い外傷が見られない場合であっても、数週間後には頑固な腰痛に悩まされるといったケースもあるのです。

むち打ち症による腰痛の主な原因としては、急性的椎間関節捻挫(ギックリ腰)が挙げられます。外部からの強い衝撃によって、ギックリ腰と同様の症状があらわれるわけです。急性的椎間関節捻挫の痛みは、時間が経過するにつれてだんだんと酷くなっていく傾向があります。痛みがなかなか治まらなければ、痛みが慢性化する恐れもあります。そのような場合には、急性的椎間関節捻挫以外に、循環障害も原因の1つとして考えられており、棘間靭帯・棘上靭帯の損傷なども原因として挙げられます。
棘間靭帯・棘上靭帯の損傷とは、背中にある靭帯が、強い衝撃によって、炎症や部分断裂を引き起こしてしまうといった症状です。むち打ち症による腰痛は、悪循環が重なれば入院治療はもとより、さらには身体の麻痺に関わるような重大な症状になり得ます。早期治療は当然のこと、痛みが激しければ早急に当院までご相談下さい。

その他の症状

首や腰、手足以外にも交通事故による症状は非常に様々です。
筋肉関節、肩・肘・背中など全身におよび、それぞれで症状が異なります。
事故の直後は問題なかったのに、後になって不調が現れて来ることも少なくはありません。

症状改善のために、まずはしっかりとした原因を突き止めることが最優先事項となります。
そのために病院でレントゲン検査をし、問題ないからといって安心すべきではありません。

交通事故の症状に関しては、レントゲンの検査では写らない部分こそが、実は一番ダメージを受けているといったケースが大変多いのです。
その点、整骨院ではカウンセリングを丁寧に行い、様々な観点から症状の原因を突き止めます。
レントゲン検査で問題ないからと安心はせずに、交通事故に遭ってしまったなら一度は整骨院で診てもらうことを強くお勧めします。